Archive for the ‘G1レース情報’ Category
日本ダービーについて
日本ダービーという呼び方がメジャーとなって定着している東京優駿は、東京競馬場の2400m長距離コースで開催されます。
ダービーと言えば、強豪の牡馬たちによる上位争いというイメージが有りますが、このダービーには牝馬もエントリー可能であり、今では海外からもエントリーする実力馬がいます。
とはいえ、このダービーは牝馬にとってかなりシビアなレースと言えます。
3歳と言うまだ完成しきっていない状態で、実力をフルに発揮できず敗戦を喫してしまう馬もおり、牡馬が勝利することが当然と言わんばかりでした。
日本ダービーでの勝利は牡馬が占めるかと思いきや、2007年には牝馬のウォッカが勝利しています。
定量レースとして開催されるので、牡馬は57kg、牝馬は55kgとハンデの重量は決まっています。
このハンデ重量はまだ成長段階にある牝馬にとって不利であり、このダービーが開催される前週には牝馬クラシックのオークスが開催されるため、このダービーに臨む牝馬というのは牡馬と渡り合うだけの実力を備えた最強牝馬と言う事でしょう。
日本の競馬ファンは、日本ダービーに対して特別な感覚を持っています。
デビューして幾多の激戦を潜りぬけてようやく掴んだチャンス、春の暖かさが包む5月という開催時期、数々の名馬がこの大舞台で活躍したという歴史、しかし日本ダービー制覇馬がその後も活躍をし続けるとは絶対ではないというのが3歳馬戦の厳しさと言えます。
あの時の勝利はまぐれなのか、それとも本当に実力での勝利なのか、何がともあれ未来に向けて躍進していく馬をこの日本ダービーで見守るという事です。
ヴィクトリアマイルについて
牝馬の頂上決戦となるヴィクトリアマイルという牝馬G1レースは、毎年の開催で名馬と呼べる牝馬たちがエントリーし、ファンの心を熱く動かす戦いぶりが魅力なレースではないでしょうか。
このヴィクトリアマイルを制覇することで、牡馬混合レースへ向けてチャレンジする牝馬たちがいることを皆さんはご存じだと思います。
近年ではウォッカやブエナビスタ、ダンスインザムードなどの牝馬クイーンたちが名を轟かせており、次の舞台へ向けてのステップを踏み出していきます。
そして、次なるレースでも活躍を収めることで、名牝馬として相応しい名を日本競馬の歴史に残していくことでしょう。
このレースで勝利を収め、国際G1レースの安田記念に向かうか、それとも夏の間に休養を取って秋の天皇賞、またはエリザベス女王杯など古馬路線をメインにしたローテも考えられます。
このヴィクトリアマイルの傾向を探っていくと、割と内枠スタートの馬が結果を残しています。
1枠から3枠までの連対が目立ち、しかも伏兵も上位に絡んできているという事から、広めにマークしておいた方が良いかもしれません。
NHKマイルカップについて
東京競馬場の芝1600mで施行される3歳のマイルG1・NHKマイルカップ。
かつて外国産馬がクラシックに出走できないという制限があったため、外国産馬のため
の3歳G1として作られた本レース、しかし現在ではその制限もなくなってしまいましたので、今では単なる3歳春の短距離G1になってしまいました。
本レースからは、
シーキングザパール、エルコンドルパサー、キングカメハメハ、クロフネなど日本の競馬史に名を残す名馬が続々と誕生しています。
さて本レースの特徴としては、まず牡牝混合のレースでありながら、牝馬が活躍できるレース(過去12頭中5頭が複勝圏にきている)ということでしょうか。
最近では
超一流の牝馬がいて、牡馬を蹴散らしたりしていますが、競馬全体としては圧倒的に牡馬が強いもの、こういう特徴のあるレースは限られますね。
あとは、G1ということも
あって一番人気が強いですね。
過去10年の成績では連対率5割、複勝率6割となっています。
強豪馬と牝馬の馬券が面白いレースといえそうですね。
天皇賞春について
中央競馬場のメイン会場である京都競馬場で春シーズンに開催される春の天皇賞は、3200mという長距離コースを走ることになります。
サラブレッドの4歳以上の馬たちを対象として、春の訪れとともに天皇賞の開催を今かと待ちわびるファンもいることでしょう。
かつては帝室御賞典として開催され、天皇賞に変わってからも100年以上の長い歴史を誇るレースとして日本競馬に存在します。
かつては金属製の銀器が優勝馬に贈られていましたが、第二次世界大戦の影響により金属が大幅に減少したため、木製の楯となりました。
これを天皇楯として贈られたことから、天皇賞という由来となっています。
3000m級の長距離に加え、東京競馬場にはアップダウンもあるため馬に要求されるのはスピード以外にもスタミナが必要とされます。
レースでは1番人気に推されている馬でも、かなり後方の順位に沈むことだって珍しくありません。
特に2011年開催では、1番人気に推されていたトゥザグローリーが13着という大敗を喫していますし、2009年には1番人気のフォゲッタブルも6着に沈んでいます。
つまり、この春の天皇賞での長距離では波乱が起こり易いレースとなるのです。
ただ例外としては、2006年にディープインパクトが圧倒的な1番人気で勝利しています。
この時は、芝の長距離でディープが世界記録を樹立していました。
この世界記録を上回る実力馬の誕生を期待しながら、春の天皇賞を観戦してみるのも楽しいものではないでしょうか。
皐月賞について
3歳限定戦となるクラシックレースの一戦に指定されているのが、皐月賞という重賞レースが有ります。
この皐月賞では、最速の馬が勝利するという格言まであるぐらいで、スピードスター対決となるレースとなりそうです。
トライアルレースを勝ち上がってきた馬が集い、激戦が予想される皐月賞でもあります。
このレースから伝説馬となる馬が誕生することも期待されており、近年ではこの皐月賞を制覇して、クラシックの3冠を全て制覇し伝説馬として名を上げたディープインパクトは皆さんもご存じだと思います。
そんな伝説馬までも輩出しているクラシックレースの皐月賞での傾向を見ていくと、枠順から外枠から内枠での連対が多いという点があるようです。
そして、やはりクラシックレースという事から人気実力馬の好走も目立ち、よりスピード自慢が勝利している傾向が有ります。
とはいえ、必ずしも1番人気に推されている馬が勝利するとはいえませんが、トライアルで好走している馬は本番でも結果を残しているようです。
後は伏兵に注意しながら皐月賞に臨んでみてください。
中山グランドジャンプについて
4歳以上の古馬を対象とした障害重賞レース、中山グランドジャンプという障害G1があります。
春に開催される障害重賞として名が知れていて、障害馬たちの日本の頂上決戦となるレースなので、名だたる障害馬たちがエントリーしてきます。
通常の平地レースとは違って、障害レースならではの白熱したレースが楽しめるのではないでしょうか。
障害馬にとっても、数少ない障害重賞なので、この障害レースを目標に走っている障害馬も多く、このレースへの出走を目指してきただけあっていつもの思いとはまた違ったものになると思います。
秋開催では中山大障害がありますが、この春の開催と秋の開催を連覇した馬がまだ出ていないので、今後の連覇馬登場に期待が集まります。
この障害重賞の傾向を見ていくと、前哨戦でもあるペガサスジャンプステークスからのエントリー組が活躍を収めている傾向にあるようです。
そして、G1という重賞だけあって人気実力馬も強いので、この辺を踏まえて数少ない障害重賞の頂上決戦を楽しんでください。
桜花賞について
桜花賞は、GIで芝が1600メートル、牝指定の3歳限定のレースのことを言います。
牝馬のクラッシックの最初のレースが桜花賞で
トライアルを勝ってやっとの思いでこのレースにたどり着いている馬、
注目する2歳の馬、去年のGIで活躍した馬が、
クラシックの第一冠を手にするためにチャレンジするレースですから、
とても緊張したり期待したりと複雑な思いが入り混じっているレースで、
競馬ファンにとってはかなりテンションが上がるのです。
過去に桜花賞で勝った馬はダイワスカーレット、ブエナビスタといった日本の代表的な名馬といわれる馬が沢山誕生しているのでこれは有名です。
新しい名馬が誕生して、最近達成していない牝馬の三冠に対しての期待の馬が
このレースでは見られますから注目です。
こうした桜花賞の傾向を見ているとやっぱり、トライアル組が良い走りを見せています。
その中でもフラワーカップやチューリップ賞に出ている馬が、
連に関わっていることも見逃さないでください。
他の情報をチェックしても前のレースで3着以内に入っているとポイントになります。
こうしたことも視野に入れて馬券を考えると勝利に近づくかもしれません。
高松宮記念について
短距離G1として知られる高松宮記念は、愛知県に構える中京競馬場で開催されるG1です。
この中京で開催されるG1は唯一この高松宮記念だけで、過去にはハイセイコーやオグリキャップが地方から中央に移ってきた馬として優勝を果たしているという歴史あるレースなのです。
中京競馬場のファンにとって、たった一度のG1レースとなるだけに寒さの残る季節に中京競馬場は地元ファンだけでも大盛り上がりします。
この高松宮記念の名前の由来は、1997年までの開催では優勝杯が皇族の高松宮家から贈られたことから、レース名を高松宮記念としたのです。
高松宮家という皇族自ら優勝杯が手渡されてから、それを記念して高松宮記念という名前になったというわけです。
後に優勝杯は高松宮家から手渡されることは無くなりましたが、今でも高松宮記念で優勝した馬には皇族の紋章入りのレイが掛けられ増すので、会場やテレビで見る機会があればこのレイにも目を向けてみてください。
現在でも、昔の呼び方として宮杯と呼んでいるファンもいます。
この高松宮記念の前に開催されていたのは、中京大賞典というレースです。
かつては芝の2000mの中距離コースで開催されていましたが、1996年になって今の1200mという短距離に変更されて、G1にグレードアップして短距離最強決定戦として存在しています。
日本の短距離王者はこの中京競馬場で決定します。
フェブラリーステークスについて
かつて日本の競馬ではダートは格下のレースと見る風潮がありました。
現に国内のトップレースとされた八大競走はいずれも芝のレースであります。
それが変化を見せ
始めたのは1996年賞金額世界最高のレース・ドバイワールドカップが開催されるようになったからです。
これ以後ダート路線の整備も進み、翌年中央競馬で初のダート
G1が設けられます。
それがフェブラリーステークスです。
東京競馬場のダート1600mで開催されるこのレースは国内のダート最強馬で決めるレースであるのと同時に
ドバイワールドカップの出走馬選考レースとしても機能しています。
さて一昔前までは、このレースは芝の強い馬が出走すれば活躍できるレースでありましたが、現在ではダート馬の層も厚くなりましたのでそういう傾向はなくなってしま
いました。
このレースの特徴としてはG1レースでありますから、上位人気馬が強いということ、馬齢の観点では4歳馬よりも5歳馬のほうが好走する傾向にあるというこ
とに注目すべきでしょうか。
このフェブラリーステークスは、1年のスタートを切るG1レースであり、G1戦線開始となるレースでもあります。
このマイルダート戦をステップとして、ドバイワールドカップへ進んでいく馬もいます。
日本で行われるダートレースから、海外のビッグレースへのチャレンジも果たせるという事で、これはチャンスでもあります。
ここで勝利することが有れば、ダート最強として名を刻んでいくことでしょう。
近年では、ダート最強のカネヒキリがフェブラリーステークスで勝利して、ドバイへのチャレンジを果たし、4着に入るという健闘を見せています。
フェブラリーステークスの傾向を見てみると、やはりダート訂正を備えている人気実力馬を狙っていくことがお勧めです。
その中でもジャパンカップダートへの参戦を果たしたエントリー組が好走実績を残しているようです。
この点を踏まえて、競馬予想を楽しんでみてください。
有馬記念について
ファン投票により出走馬が決定されるこのレースはダービーと並び、他のG1とは違う、なにか格上のような印象を受ける一戦であり、またそれまで同世代とのみ戦ってきた3歳世代と古馬先代の直接対決の場であり、国内最強馬決定戦としての役割も担っています。
しかしながら近年では、コースが中山競馬場の芝2500mと小回りのクセのある競馬場で実施されるため、有力馬には力を発揮しにくいとして回避する馬も少なくなく、フルゲートとなりにくいのが少し寂しいところであります。
さてその有馬記念の特徴ですが、まずG1ですから上位人気の安定感はさすがですね。
1番人気馬が過去10年で5勝、連対率7割と高く、4番人気以上で9勝と、ほぼこれら馬で決着しているような感じですね。
馬齢を見てみると、強いのは4歳馬で7勝と圧倒的、6歳以上の高齢馬には勝ちがありません。
枠順の観点では、内枠の複勝率が3割平均であるのに対し、中枠、外枠は2割、1割平均と内枠有利の傾向が出ています。
脚質では中山のきついコースと直線の短さが影響して、かなりの先行有利のようであります。
過去の傾向
過去10年の傾向を見てみると、一番人気の成績が4勝2着3回、連対率70%と比較的高い成績を誇りますが、過去過去10年で万馬券配当が4回もあり、意外に波乱の多いレースです。
この万馬券となった年の結果を見てみると、1番人気が馬券対象外になった年が3回、残りの1回は一番人気が一着での万馬券決着ですが、いずれも場合も共通しているのが、人気薄が馬券対象になっているという点であり、9番人気以下の馬が2着以内に入る事で大きな波乱の結果となっています。
この中には2桁人気での好走も数頭含まれているため、人気薄といえども安易に消すのは危険です。
またこの有馬記念の結果をさらに難解にしている点が、本命・波乱と両極端な配当になっている点で、万馬券4回以外の年はいずれも本命決着に終わっており、配当も馬連で1000円台が最高と、利益を出すためにはおのずと馬券の絞り込みが必要になります。
この有馬記念で確実に利益を出すためには、波乱か本命決着かの傾向を事前に予測した上で、波乱狙いの場合は手広く、そして本命決着の場合は一番人気を中心に対象馬の絞込みが必要になってきますが、事実上世代最強の馬が出走を行うため、配当の予測は意外に困難です。
馬券対象外となった年をみても、2002年の一番人気馬は過剰人気が原因ともいえますが、残りの2回に関しては事実上現役トップクラスの実績馬が対象外となっているため、一筋縄ではいきません。
ちなみに波乱となった年の4回のうち、2回はいずれもやや重馬場という一つの共通点が存在しています。
やや重馬場は過去10年でこの2回しかなく、馬場が荒れるようであれば波乱の可能性は高いと考えるのも一つの方法といえます。
当日の馬場チェックは確実に行いたいところです。



