有馬記念について
ファン投票により出走馬が決定されるこのレースはダービーと並び、他のG1とは違う、なにか格上のような印象を受ける一戦であり、またそれまで同世代とのみ戦ってきた3歳世代と古馬先代の直接対決の場であり、国内最強馬決定戦としての役割も担っています。
しかしながら近年では、コースが中山競馬場の芝2500mと小回りのクセのある競馬場で実施されるため、有力馬には力を発揮しにくいとして回避する馬も少なくなく、フルゲートとなりにくいのが少し寂しいところであります。
さてその有馬記念の特徴ですが、まずG1ですから上位人気の安定感はさすがですね。
1番人気馬が過去10年で5勝、連対率7割と高く、4番人気以上で9勝と、ほぼこれら馬で決着しているような感じですね。
馬齢を見てみると、強いのは4歳馬で7勝と圧倒的、6歳以上の高齢馬には勝ちがありません。
枠順の観点では、内枠の複勝率が3割平均であるのに対し、中枠、外枠は2割、1割平均と内枠有利の傾向が出ています。
脚質では中山のきついコースと直線の短さが影響して、かなりの先行有利のようであります。
過去の傾向
過去10年の傾向を見てみると、一番人気の成績が4勝2着3回、連対率70%と比較的高い成績を誇りますが、過去過去10年で万馬券配当が4回もあり、意外に波乱の多いレースです。
この万馬券となった年の結果を見てみると、1番人気が馬券対象外になった年が3回、残りの1回は一番人気が一着での万馬券決着ですが、いずれも場合も共通しているのが、人気薄が馬券対象になっているという点であり、9番人気以下の馬が2着以内に入る事で大きな波乱の結果となっています。
この中には2桁人気での好走も数頭含まれているため、人気薄といえども安易に消すのは危険です。
またこの有馬記念の結果をさらに難解にしている点が、本命・波乱と両極端な配当になっている点で、万馬券4回以外の年はいずれも本命決着に終わっており、配当も馬連で1000円台が最高と、利益を出すためにはおのずと馬券の絞り込みが必要になります。
この有馬記念で確実に利益を出すためには、波乱か本命決着かの傾向を事前に予測した上で、波乱狙いの場合は手広く、そして本命決着の場合は一番人気を中心に対象馬の絞込みが必要になってきますが、事実上世代最強の馬が出走を行うため、配当の予測は意外に困難です。
馬券対象外となった年をみても、2002年の一番人気馬は過剰人気が原因ともいえますが、残りの2回に関しては事実上現役トップクラスの実績馬が対象外となっているため、一筋縄ではいきません。
ちなみに波乱となった年の4回のうち、2回はいずれもやや重馬場という一つの共通点が存在しています。
やや重馬場は過去10年でこの2回しかなく、馬場が荒れるようであれば波乱の可能性は高いと考えるのも一つの方法といえます。
当日の馬場チェックは確実に行いたいところです。
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